本当なら

2007年4月11日
まっすぐに生きていたい。

でも現実は社会は曲がったものを好む。
商売は奉仕の一環と表でいいながら、正しい信念より、利益。
愛は心の絆と表でいいながら、強い精神のつながりより、肉体。

それらはなんの疑われもなく、人々の心に染み付いている。
区議が満期で退職すると退職金が下がるという理由のため、満期前に退職するという人がかなりいたという話題があった。
町の人は満期まで勤めるべきだと憤りをにじませていた。
しかし、たぶん本人たちが議員と同じ立場に立ったとしたら、同じことを平気でするだろう。
利益のために平気でうそをつくだろう。
立場が、批判できる側にいるから批判しているだけで自分が本当にその立場だったらそんな批判することできないはずだ。

この国に本当にまっすぐな人はごく少数だろう。
そしてそんな人を好む人もごく少数だろう。

だからまっすぐになることが損をしていると感じさせる。
だから曲がっているほうがいいと思われている。

自分を隠さず、貫いている姿を評価してくれる社会、人がない。
恋愛に関しても、曲がっている人間ばかり好まれる。

わかればわかるほど、そういう風に生きたほうがいいような、楽になれるような、欲望がかなうような気がしてくる。

そうならないと、人間に認めてもらえない気がしてくる。

いつも目の前でお金も、宝も、好きな人さえももっていかれる。

もっていく人間についていく人も、根本的なところで曲がっているのかもしれない。

曲がっているのが、無意識の中で根付いている。

それを国が、日本が、つくりあげている。

ごく少数でも真に筋の通った人を見てみたい。

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